今日は、1週間ぶりの出張!
またまた、JR東日本の新幹線に乗る。
JR東日本グループの通販カタログ「Train Shop 2008/6,7月号 Vol.43」にこんな告知があった。
「列車内販売のコーヒーが、新しく美味しくなりました」
お客様代表の皆様と、コーヒーの専門家に2種類の豆を選定していただき、新幹線車内では、上り列車・下り列車で違った味が楽しめるようになりました。
そんなこと言われると、ついコーヒーを買ってしまう。
はたして、私に味の違いがわかるかは別として、おそらく帰りも別の味を試す意味で買うだろう。
それでなくても、新幹線でコーヒーフロートを作るくらいなので、買うのだが・・・(笑)
JR東日本は、こんな気配りをしているにも関わらず、何かが抜けている。
それは、顧客に伝えていないこと。
通販カタログに載せているものの、グリーン車ぐらいにしかカタログが置いていない。
仮に10車両のうち1車両がグリーンとすると、1/10の人にしか伝える手段がない。
ましてや、カタログで見つける奇特な人(私)みないなモノは、少数であろう。
さら、販売員のお姉さんに質問しても、豆が違って、メーカーが違うとの回答。
「味の違いは、どうなんですか?」と聞いてみても、よくわからない様子。
ちょっと、残念。
これなら、上りと下りの2つの味にする意味がわからない。
おそらく、いろいろ考えて、付加価値をつけたのだろうと思う。
価値を伝える手段はたくさんあると思う。
1.社内アナウンスで上りと下りでは、豆の風味はどう違うか?など説明してはどうだろうか?
2.販売ワゴンにも、「下り列車専用 ●●豆焙煎 苦味が仕事や読書に最適なコーヒーです」といったポップやステッカーを張るのはどうだろうか?
ただ、コーヒーは豆のひき方や入れ方で味が変わるので、そこまで書けないのかな?とも思ったりします。
スタバなどのコーヒーショップと勝負しても意味がないかもしれないが、JR東日本はお客様のことをかんがえているよ!のメッセージとして、上下の列車でのコーヒーの味の違いを伝えてほしいものだ。
人の会社の心配をしても仕方ないが、自分の会社でもこうしよう!あーもできると思う始発の新幹線でした。
今日のサタケの学び:商品の価値や企画した人の思いが、顧客のハートに届くように伝えよう!